令和元年8月20日、厚生文教委員協議会が開催される。
主な議題は自殺対策計画に関する市民意識調査等の報告である。
自殺対策に向けた調査は、地域住民が抱える問題を把握することを目的としている。健康課長の倉片久美子氏が、市内在住の18歳以上3000人を対象に行った意識調査の結果を報告した。回収率は32.6%、関係団体からも70%以上の高い回収率を達成した。
調査では、悩みやストレスに加え、自殺に関する意識が重要なテーマであることが示された。特に、年齢層による意識の違いが見られる。例えば、10代では71.4%が「助けを求めたい」と回答し、70歳以上では50.4%が「そう思わない」との結果となった。また、自殺予防に関する意識も高く、「防ぐことができる自殺も多い」や「サインを発する人が多い」という考えに80%以上が賛同している。
八田一彦委員が、アンケートに関して実施の労力をねぎらったが、心に余裕のある層に偏っていると指摘し、調査結果の活用方法を尋ねた。健康課長は、今後の計画策定においても調査結果を基にし、地域に合った支援策を模索していく考えを示した。
次に、年金生活者支援給付金について報告が行われた。こちらの支給は、年金を受給している方のうち、特定の条件を満たす方を対象にしている。
さらに、令和元年度夏季休業中の小中学生の体験事業報告があった。英語教育推進事業として、英会話研修が行われ、参加者から高い評価を得ていることが窺えた。
発表会や行事の日程も報告され、昭島市の教育や福祉に対する取り組みがしっかりと進められていることが確認できた。特に、自殺対策と年金生活者への支援は、今後とも市が重視すべき重要な議題であると感じられた。