令和4年6月30日、昭島市議会は定例会を開催し、重要な議案が討議された。
この日は、令和4年度一般会計補正予算、同水道事業会計及び下水道事業会計の補正予算の討議がメインの日程であった。議案第26号から第28号までが一括審議され、いずれも補正予算審査特別委員会での審査を経て、全員異議なく原案どおり採決が可決される結果となった。このことにより、一般会計補正予算の状況は財政運営において良好であるとされている。
次に、議案第23号の昭島市税賦課徴収条例の一部改正についても委員会における審査結果が報告され、税額控除の対象住宅への入居年に関する質疑が飛び交った。吉野智之議員が説明を行い、住宅ローン控除の適用についての理解が共有された。
また、市道路線の廃止および認定に関する議案が報告され、山本一彦議員が質疑に立ち、「土地交換のための提案」について説明を添えた。これらの道路政策においては市の土地利用が重要な議題とされ、会議の進行に影響を及ぼしている。
陳情についても活発な討論が展開された。パートナーシップ制度・ファミリーシップ制度に関する陳情が採択されることに対する意見が多く、性的少数者に優しい社会を作ることの必要性が強調された。この件において、吉野智之議員が「早期の制度創設が必要である」と発言し、支持を得た。
その後、補聴器購入助成制度の陳情は討論を経て不採択となったが、高齢者の難聴問題に対する情熱が議員たちの間で共有された。その中で、絵画コンテストなどによる意識改革や、リユース食器の利用拡大に関する陳情が多くの支持を受け、数件が採択されるに至った。
最後に、閉会し、市に関連する条例の周知徹底が求められる中で、議会は無事に終了した。また、全員協議会においても、土地開発公社の経営状況が報告され、今後の運営に向けた方針が示される結果となった。