令和5年12月29日、昭島市議会は第4回定例会を開催した。
今回の議事では市制施行70周年を祝福し、様々な記念事業が発表された。市長は、昭島の魅力を引き立てる取り組みとして、ちかっぱーをテーマにしたカプセルトイの新作提供を兼ねた企画を提案した。このキャラクターを活用し、地域の特色を含めたフィギュアを製作し、70周年記念の特別ケースを用意することで、市民の関心を引く工夫がされることとなった。
また、高齢ドライバーによる交通事故の増加が問題視され、自主的な免許返納を支援する施策が取り上げられた。充実した交通インフラを確保するために、免許を自主返納した市民に対しては、Aバスの無料パスを提供するアイデアが提案された。現行の回数券制度を踏まえつつも、利便性を高める取り組みとしてフリーパスの創設が求められた。
さらに、子どもたちのインフルエンザ予防接種への助成についても議論が交わされた。現在の助成額からの負担軽減策として、特に13歳未満の子どもに対する2回接種の助成拡充を求める声が上がった。市は今後も現状を踏まえ、適切な助成を検討する姿勢を表明した。
さらに、高齢者の歯科健診についても取り扱われ、現在の周知活動に加え、より多くの高齢者に受診してもらうための施策が必要であるとの意見が示された。歯周病健診を周知することで、全身の健康維持につなげていく重要性が強調された。
最後に、市道北103号の歩道整備に関する要望も出され、劣化したウッドチップ舗装からアスファルト舗装への変更が急務であるとの意見が寄せられた。市は段階的な整備を進める意向を示し、歩行者の安全を最優先する姿勢をアピールした。これらの議論を通じ、市民との対話を重視しながら、さらなる発展を目指していくことが確認された。