令和4年6月23日、昭島市の厚生文教委員協議会が開催され、小学生国内交流事業や特別支援学級の教科用図書の採択方法について報告が行われた。
最初の議題では、小学生国内交流事業に関する報告が行われた。子ども家庭部長の説明によると、毎年岩泉町と実施しているこの事業は、昨年度と同様にリモート形式で開催される。その背景には新型コロナウィルス感染症の影響がある。交流の目的は、異なる地域の子どもたちが生活文化や産業を理解し、社会性を育むことであるという。また、交流日は8月20日に設定され、参加希望者は約10名を予定している。
三田委員からは、オンライン形式の交流に対して対面の交流ができないことへの残念さが伝えられたが、岩泉の食材を昭島の子どもたちに提供できるのかという提案もなされ、子ども育成課長は検討を約束した。さらに、金井委員は「昨年度より参加人数が少なくなった理由について、会場選定の意図を問う質問をした。」「運営方法や周知方法についても改善の余地がある」と指摘し、行政の広報手段にSNSの活用を推奨した。
次に、特別支援学級で使用する教科用図書の採択方法に関する報告が行われた。教育長が説明に立ち、教科用図書採択事務に関する日程や手順を示したが、出席者からは具体的な意見は寄せられなかった。
最後の議題では、昭島市民球場の愛称変更について説明された。従来の「ネッツ多摩昭島スタジアム」から「S&D昭島スタジアム」への変更は、命名権料の変更はないものの、組織再編によるものである。公開予定日は今年の7月1日で、広報での周知や施設内での告知が行われることとなった。
会議は午前10時04分に始まり、37分に終了。様々な子どもたちに関する事業について審議がなされ、参加者の意見が交わされた。市民の文化交流や教育支援体制の強化に寄与する内容であったと評価される。