令和元年6月3日に開催された昭島市の総務委員協議会では、様々な議題が取り上げられ、多くの関係者が出席したことが特徴である。特に、平成30年度の総合オンブズパーソンの運用状況に関する報告が注目を集めた。
秘書課長は、昨年度の相談件数が3件、申し立て件数が7件であったと報告。特に市長への手紙が適切に処理されなかったことに関して、「今後は進行管理を徹底し、同様の事態が再発しないようにする」と述べた。
次に、公式キャラクター「ちかっぱー」の認定についても報告が行われた。企画政策課長は、「市制施行65周年を迎えるにあたり、公式キャラクターの活用が期待される」と強調。今後、各種イベントでも積極的に活用される予定である。
職員の増減や組織の見直しに関する報告も行われ、今年度の職員数は631名であると説明された。管理職の新設や業務の統合が図られているようだが、青山委員からは市職員の退職率の高まりが懸念された。特に新採用職員の早期退職に関して、「なぜこのような事態が続くのか、深刻な状況にある」と厳しい意見が寄せられた。
さらに、工事請負契約の締結に関する報告や、地域防災計画の修正についても触れられた。近年の自然災害が続く中、市民の安全を守るための具体的な施策が求められていることが示唆された。
最後に、マイナンバーカード交付状況について、人口比での交付率が15.24%と低調であることが指摘され、その原因として手続きの複雑さが挙げられた。市は今後、申請手続きの簡素化を図る必要があるだろうとの見解が示された。
以上の内容を踏まえ、各議題に対する委員の活発な意見が交わされ、多面的な視点で行政の透明性が求められる重要性が再認識された。