令和2年6月25日に開催された厚生文教委員協議会では、がん検診の実施やPCR検査センター設置に関する重要な報告が行われた。
最初に健康課長が述べた内容によると、新型コロナウイルス感染症の影響で実施を見合わせていたがん検診は、緊急事態宣言解除を受けて準備を進めているとのこと。特に胃がん検診と肺がん検診については、受診者が多く密集を避ける必要があると強調した。
林委員は、がん検診の希望者に対応できない事例があるか質問した。健康課長は、抽選となる場合があるものの、できる限り多くの市民に受けてほしいと説明した。がん検診の対象者変更に伴う定員増について尋ねたところ、基本的には変更ないと答えた。
次に、PCR検査センター設置に関する報告が行われた。健康課長は、協定締結により、逼迫した状況に直ちに対応できる体制を構築することを目指すと述べた。しかし、荒井委員の発言を受け、市内の感染者数が現状では抑えられているものの、さらに感染者が増加した場合の準備について強調された。
たた、医療機関が逼迫していない現状では、無症状の市民に対して積極的な検査は難しいと説明された。荒井委員は、検査センターの設置は未然に感染拡大を防ぐためのものであるべきだと指摘した。
教育長は、自死に関する問題についても報告し、第三者委員会による調査の設置に向けた準備を進めると述べ、市民との信頼関係を重視する意向を示した。また、教育機関として適切な対応を行う方針を強調した。全体として、感染症対策の重要性と市民の健康維持を目指した情報共有が求められている。