令和4年9月9日、厚生文教委員協議会が開催され、教育施策の進捗状況が報告された。
最初に、昭島市教育委員会の事務事業に関する令和3年度の点検及び評価報告が行われた。教育総務課長が、報告書では教育の基本方針や活動状況、主要施策の取組状況を詳述し、特に生涯学習の推進に関する課題を指摘した。この評価は地方教育行政法に基づき、年度ごとの業務の成果を議会に報告する方法で進められた。
次に、令和5年度の昭島市立学校の特別支援学級で使用する教科用図書の採択結果についてが報告された。統括指導主事が具体的な使用図書の一覧を提示し、文部科学大臣の検定を受けた教材の必要性に言及した。教育の質を保証するために、毎年適切な図書を選定する過程の重要性が強調された。
また、昭島市教育福祉総合センター及び市民図書館の管理に関する指定管理者モニタリング・評価報告も行われた。アキシマエンシス管理課長が、施設の運営状況やサービスの質に対する評価を公表。総合的に見て高い評価を受けているものの、利用者からのフィードバックを基に改善案を模索していることが明らかとなった。
最後に、行政視察について議論が展開された。委員からのいくつかの提案先が挙げられる中、コロナ禍の影響により現地視察を見送る方針が示されたが、その必要性や意義を感じる委員からは反発の声も上がった。教育施策に関する視察が直接的な知見を得るために重要であるとの意見が出たため、再度協議する旨が述べられた。
今後、具体的な施策や教育環境改善に向け、行政や教育機関の連携を強める必要性が改めて認識され、各委員からの働きかけが期待される。