令和6年3月の厚生文教委員協議会が開催された。
議題には、昭島市における障害者支援や地域包括ケア推進計画に関する報告があった。特に、障害者プランに関連するパブリックコメントの結果においては、52件の意見が寄せられたことが報告された。意見の多くは、相談支援体制の充実や生活支援サービスに関するものであった。障害福祉課長は、「相談支援体制の充実に関する要望が多い。具体的には基幹相談支援センターの設置を要望する声があった。」と述べた。
次に、昭島市地域包括ケア推進計画に関する報告が行われた。意見提出数は3件に留まり、その内容は地域リハビリテーションの充実や高齢者の住まいの確保に関するものであった。地域包括ケア担当課長は、「高齢者福祉に対する意見も重要で、今後の政策に反映したい。」と強調した。
また、第3期国民健康保険保健事業実施計画に対する意見も報告され、個人からの具体的な意見も示された。保健福祉部保健医療担当部長は、「パブリックコメントの結果をもとに、健診の促進に取り組んでいく」と述べ、今後の改良点を挙げた。
一方、令和6年度の保育所入所状況の見込みについても話が及び、入所者が全体の定員にほぼ達したことが報告された。待機児童も存在するが、改善策として緊急保育事業を実施する方針が示された。子ども子育て支援課長は、「現在、保育園の協力を得て、待機を減らすための対応を進めている。」と語った。
さらに、学童クラブの開設や運営事業者の変更についても報告があり、新たに拝島第三小学校に学童クラブが設置されることが決まった。待機児童解消に期待が寄せられる中、運営事業者には、株式会社わくわくが選定された。高橋誠委員は、「質の高いサービスが期待される。」と賛同を示した。
このような一連の報告を通じて、障害者支援や地域包括ケア、高齢者福祉の向上を目指し、具体的な施策が前進している様子が伝えられた。委員の意見からも、さらなる改善の必要性が浮き彫りとなり、今後の施策に注視が求められる。