令和3年8月17日、昭島市で行われた総務委員協議会では、市の各種業務についての報告が行われた。
特に、市公式のInstagram運用に関する報告が注目を集めている。
広報課長の説明によれば、アカウントは7月15日に開設され、現在599人のフォロワーを有する。有効な情報発信を行うため、投稿にはイベントや市の風景などが含まれ、同時に利用者が「#あきしまファン」を使用して投稿することを促進していると伝えた。
渡辺委員の質問に対し、広報課長は「昭島観光まちづくり協会との情報整合性を保ちながら、双方のアカウントで異なる視点から内容を発信することを考慮しています」と回答した。続けて、他の団体にも協力を呼びかけており、Instagramを通じた昭島市全体の魅力の発信に力を入れる方針を示した。
次に、市民総合交流拠点施設整備方針に関するパブリックコメントの報告も行われた。市民の意見に基づいて多機能な交流拠点を整備すると共に、様々な意見を反映させる姿勢を示している。主な意見には、柔軟な貸室利用や、障害者やひきこもりの方々の「居場所づくり」の要望があり、市はフレキシブルな設計を目指すと述べた。
工事請負契約に関する報告では、6案件が通告され、契約金額が3000万円以上の見込みであることが強調された。青山委員は契約金の落札率がどれも99%を超える状況について疑問を表し、市はそれぞれの業者に対する技術者の配置が問題ないと反応した。また、駐車スペースやアクセス改善の必要性についても意見が交わされた。
令和3年度の総合防災訓練についても報告があり、新型コロナウイルスの影響により従来通りの訓練の実施が難しいため、訓練内容を縮小して実施する方針が述べられた。これに際し、参加者の募集や感染症対策への配慮が必要とされており、市民の防災意識向上を目的とした活動が行われることが期待される。
本日の協議会では、若干の質疑応答を交えながら総務委員会が終了し、今後の展開に期待が寄せられる。