令和3年3月22日に建設環境委員協議会が開催され、複数の重要な施策が報告された。特に注目を集めたのは、地域の給水スポット設置とボトルカバー作成についての取り組みである。環境課長は、給水スポットに設置する機器のデザインが市民投票によって選ばれたものであり、特に若年層に好評を得たと述べた。新型コロナウイルスの影響を鑑みて、供用開始日は慎重に判断されるという。事業費は総額約2989万円で、1台あたり747万円に上る。この新たな給水スポット設置は市民に利便性を提供し、プラスチック削減の意識啓発にも寄与すると期待されている。
次に次期環境基本計画の素案についても報告され、パブリックコメントを4月23日まで受け付けることが発表された。この計画は2021年度からの10年間を見据え、持続可能な社会の実現を目指していると強調された。
また、令和3年度に予定されている環境緑花フェスティバルは、これまでの春の開催から秋に変更され、実行委員会での詳細なスケジュール策定が必要であるとされた。新型コロナウイルスの影響を考慮した上での調整が行われる。
日の出町との地域振興費についても言及され、新たに締結された協定により、今後10年間で75億円が支出されることになり、これを通じた地域の活性化が求められる。市では、世代を超えた取り組みと成果を期待している。
さらに、昭島市下水道事業の経営戦略が策定され、今後の事業運営の方針が明らかにされた。この戦略では財政基盤の強化に加え、環境への配慮も含まれることが求められている。特に、老朽化した管路の更新が急務であるとの見解が示されている。