令和3年2月15日に開催された厚生文教委員協議会では、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況や、子どもたちの教育に関する複数の重要課題が議論された。
新型コロナウイルスワクチン接種については、健康課長の枝吉敦子氏より詳細な報告があった。接種は医療従事者、高齢者、基礎疾患を持つ方から順次進められ、全国一律の接種券方式で実施されるとのこと。接種の準備は進んでいるが、今後の国や東京都の方針に対する注視が必要と強調された。特に予約システムの構築について、疑問も出され、必要な人への周知が重要との意見があった。
また、第3次昭島市教育振興基本計画の策定に関する報告もなされ、市の教育政策の方向性について理解が深まった。全体として、教育振興基本計画は統一的かつ効果的な施策を求めるものであり、特に新型コロナウイルスの影響で遅れていることから、慎重な進行が求められた。
さらに、いじめ、不登校、暴力行為についても報告された。今年度の調査では、学校内のいじめ件数が小学校で前年よりも減少しているものの、中学校では未曽有の課題として未解決の側面も残っている。学校側では早期の発見と適切な支援が進められているが、引き続き注意が必要との意見が多く出された。
市民球場のネーミングライツに関する議論や水泳プールの劣化度調査報告も行われ、施設管理の重要性が指摘された。特に水泳プールは50年近く経過し、老朽化が進行しているため、将来的な運営や改修の検討が急務であると指摘された。