令和4年3月22日に昭島市にて、建設環境委員協議会が開催され、重要な報告がなされた。
初めての議題として扱われたのは「立川基地跡地昭島地区緑道整備」とのことで、環境課長が進捗を報告した。整備工事は幅約4メートル、延長215メートルにわたるエリアで行われ、サークルベンチやローポールライト、水飲み場といった施設が設置された。
整備は3月2日に竣工し、3月18日から市民が利用できる状態となっている。八田委員からは、「水飲み場をもっと目立たせることは検討されなかったか」との質問があり、環境課長は景観や財源の問題からシンプルなデザインにしたと説明した。利用開始からはまだ短いため、利用者からの意見はまだ寄せられていないが、今後は市民からのフィードバックを受けて管理運営を進めたいとの意向を示した。
次に「可燃ごみ処理施設整備計画策定基本調査」について報告があった。清掃施設担当課長によると、現行のごみ処理施設は稼働から27年が経過し、令和16年度までの使用を見込んでいるが、次期施設の整備計画が急務である。調査では最新技術や地域のごみ処理施設の状況を踏まえ、今後の施設整備の課題と方針が提言された。特に、好気性発酵乾燥方式や燃焼処理方式の比較評価が示され、必要な処理施設の規模や財政計画についても明示された。
「昭島市住宅マスタープラン(素案)」については、12月から1月にかけてパブリックコメントが実施され、必要な意見が寄せられたことが報告された。少数の意見が集まったことには課題が残り、今後はより活発な意見募集のための施策を検討するとしている。また、地域の住居支援についても今後の検討課題とされ、特に空き家活用の重要性が指摘された。具体的には、空き家や空き室の活用による新しいコミュニティ形成が求められる。
最後に水質検査の結果が報告され、全ての項目において水質基準を満たし、飲料水としての安全性が確認されたことが報告された。今回の協議会は、市民生活に直結する重要なテーマが次々と議論され、前向きな成果が期待されるとの見解が示された。