令和3年6月2日、昭島市の建設環境委員協議会が開催された。主要な議題には、環境基本計画案のパブリックコメント結果や、市の放射能測定結果、市ごみ量の報告が含まれている。
まず、放射能測定結果について、環境課長は「測定数値に関して心配するような数値は出ていない」と報告した。この測定は10年にわたるもので、市民や環境団体から感謝の意が寄せられた。
次に、昭島市環境基本計画のパブリックコメント結果が報告された。意見提出者は11名と1団体、寄せられた意見は81件であり、主に自然環境や地球環境への懸念が述べられた。この結果を踏まえ、市長は「市民の意見を重視し、環境への取り組みを強化していく」と強調した。
ごみ量に関しても議論され、令和2年度の家庭ごみ量は24643トンで、前年より軽微な増加となった。新型コロナウイルス影響とされるが、環境部長は「事業系ごみは減少し、今後の啓発活動に力を入れたい」との見解を示した。
立川基地跡地の都市計画についても報告があり、地区計画の見直しが進められ、住民意向調査の結果を基にした政策提言が求められている。
緑町ことぶき住宅については、契約が見直され、入居者数が減少する中で新たな入居者を受け入れない方針が示された。高齢者支援の一環として、この住宅の役割が見直されている。本市では高齢者向けの施策を別途考慮している。
総じて、この会議では、環境保護に対する市民の声を反映させつつ、昭島市の持続可能な発展を目的とした様々な施策が進められていることが確認された。今後もパブリックコメントの活用、そして地域のニーズを把握しつつ、効率的な行政を目指すことが重要視されている。