令和5年9月4日、昭島市議会において、第3回定例会の一般質問が行われた。
市内の地区計画策定について、なかおフミヒト議員は玉川上水南側地区の懇談会について意見を述べ、市民意見の重要性を強調した。特に懇談会に市長不在への不満が寄せられた。臼井市長は、現場主義を踏まえ、市民の声を聴く姿勢を示し、今後も市民や事業者の意見を取り入れる考えを示した。
次に、議題となったのは市内の点字ブロックの整備状況で、視覚障害者の視点からの質疑がなされた。破損した点字ブロックの補修には時間がかかり、教職員との連携が重要とされ、再開に向けた具体的な対策が求められた。鬼嶋都市整備部長は費用について説明し、状況改善に努める意向を示した。
不登校やひきこもり問題については、教育長が児童・生徒への適切な支援を続ける考えを示した。特に、コミュニティ・スクールの設置によって地域と学校の距離を縮めることが期待される。
また、新たな水泳授業の民間利用についても意見が交わされ、メリットや課題が議論された。水泳授業の安全性確保に関する改善が求められ、教員の負担軽減が図られることが期待されている。
今後、昭島市が目指す子育てしやすい環境の整備は、多様な市民の声を反映した施策の実現によって更に加速することが期待される。参加者は、地域に密着した意見の重要性を再確認し、今後も市民との協議を重ね、よりよい地域づくりへとつなげる意向を示した。