令和2年8月19日に開催された建設環境委員協議会では、議題について多くの意見と報告がなされた。
特に、リサイクル品無料提供の方法変更が注目を集めた。ごみ対策課長は、新型コロナウイルスの影響で従来の方法から変更することを報告した。今後の提供は、毎月1日から7日まで申込を受け付ける新方式が導入され、抽せん結果は郵送される。
環境部長は、応募者の利便性を考え、オンラインでの申請も検討していると述べた。委員からは、密を避けるための具体的対策が必要との意見も出た。これに対し、ごみ対策課長は、抽せんや受取時の混雑を防ぐための工夫を約束した。
続いて、高齢者運転免許証自主返納支援事業について話し合われた。交通対策課長によると、9月から55歳以上の運転免許証を返納した高齢者に対して、公共交通機関の乗車券を支給することになる。
この事業の開始により、高齢者の交通手段を確保し、社会参加を促進する狙いがある。また、昨年度は372人の高齢者が運転免許返納を行ったとのことから、今回は400人の申請を見込んでいる。
中神土地区画整理事業のあり方については、土地所有者への意向調査が報告された。調査は1621通送付され、そのうち600通が戻り、回収率37%となっている。意見の多くは「別の手法でのまちづくり」を求めるもので、市はこの結果を踏まえて今後の政策に反映させる意向を示した。
水道水の水質検査結果については、工務課長が報告。ダイオキシンと有機フッ素化合物のレベルはいずれも水質基準を下回っており、現在の水は健康上特に問題は無いと確認された。委員からは、今後水質が悪化した場合の対策についても質疑があり、早急に公表する方針が示された。
議会本会議での提案議案については、環境課長が述べ、予算関連を含む複数の案件が提案される予定であることが確認された。これに続いて、委員からの質疑もあり、今後の議会に向けた準備が進んでいることを印象づけられた。
今回の会議を通じて、昭島市の関心が高い様々な施策が体系的に報告され、市民へのさらなるサービス向上が期待される。