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昭島市議会定例会、介護保険制度や交通問題等で議論活発化

昭島市議会で介護保険制度の必要性が強調され、交通問題や学校トイレの洋式化など多岐にわたる議題が議論された。
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令和5年12月の昭島市議会定例会において、福祉、介護、教育、交通など、様々な重要な議題が討議された。特に、介護保険制度に関する議論が白熱した。日本共産党の大野ふびと議員は、高齢者福祉と介護保険制度について問題提起した。

大野議員は、介護事業者の経営状況が厳しいことを指摘し、「緩和型サービスの単価が低く設定されており、利用者の安全・安心を損なう可能性がある」と強調した。また、訪問介護における生活援助の重要性を訴え、安易に無資格者に担わせることは問題であると述べた。

臼井伸介市長は、介護保険制度の必要性を強調し、「持続可能な制度運営が求められている。高齢者の安心・安全な暮らしを支えるための取り組みを推進する」と述べた。また、地域包括ケアシステムの深化についても言及し、国との連携を図ることの重要性を説明した。

さらに、UR都市機構の東中神団地に関する議論も行われ、特に地域住民の移転に関する課題が浮き彫りになった。大野議員は「住民の移転支援について、具体的な対応が求められている」と指摘。一方で、行政側は、住民の円滑な移転を確保するための施策を進める方針を示した。

また、学校トイレの洋式化についても議論が行われ、高橋功学校教育部長は「洋式トイレの設置を進めている。」と報告した。生徒の意見を取り入れた取組が重要であり、現状のトイレ環境改善を進める姿勢を示した。

市内の交通問題も重要なテーマとして扱われ、特に交通弱者への配慮が求められた。市民からはコミュニティバスについて「便数を増やしてほしい」との要望が出ており、市としての今後の対応が注目される。

最後に、異常な気温の中での給食調理員の安全確保についても取り上げられた。調理場内の暑さに対する暑さ対策が不十分であり、より快適な環境づくりが求められている。市としてさらなる対応強化を検討することが求められている。

今回の議会では、福祉をはじめとした様々な課題に対し、積極的な議論と提案がなされるとともに、市民に対する安全・安心の確立へ向けた行政の姿勢が確認された。

議会開催日
議会名令和5年12月昭島市議会定例会
議事録
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