令和6年3月27日、昭島市で行われた第1回定例会において、臼井伸介市長は令和6年度施政方針を発表した。日程に盛り込まれた内容は多岐にわたり、特に一般会計予算は過去最大規模となる775億7671万6000円を見込んでいるという。
任期8年を迎えた市長は、安全で持続可能な都市づくりを強調。地域の特性を活かすため、公共と民間の連携を深めていく姿勢を示した。また、保育や教育分野に向けた具体策を提案。特に、待機児童解消を目指し、学童クラブの設置計画を進めるとしている。
さらに、物価の高騰が市民生活に影響を及ぼしていることを意識し、経済支援策を図る必要性を訴えた。水道料金の減免についても言及され、今年1月から4月までの予定で再度減免を実施する旨の説明があった。これにより、住民の経済的負担軽減へ向けた取り組みを強調した。
地域密着型サービスの充実を図るためには、多様な人材確保が不可欠であるとの見解も示された。特に、子ども・子育て施策においては、国の動向を注視し、全庁連携での対応を推進することが挙げられた。
本会議では、各議案の審議に加え、児童福祉についても詳細に取り上げられた。市長は「子どもは市の宝」との考えのもと、全ての施策に子ども視点に立った対応を優先させていく考えを明言した。