令和5年6月定例会の一般質問では、昭島市のさまざまな市民福祉施策についての報告が行われました。
不適切保育に関する問題が特に取り上げられました。市長が強調するように、子どもを預ける施設の安全性は、保護者にとって重要な課題であり、万全の対策が求められると述べられました。現在、市は各設置された保育施設に対して、セルフチェックリストを配布しており、保育士が安心して働ける環境づくりを進めていますが、さらなる実態調査の必要性が示唆されています。
また、休日の子どもたちの居場所づくりについて、学童保育の拡充やコミュニティ・スクールを通じた活動の重要性が語られました。特に、学童保育での休日預け入れの必要性が指摘され、今後の施策に期待が寄せられています。
加えて、乳幼児や障害児が安全に遊べる環境整備についても議論が交わされ、インクルーシブ公園の設置が提案されました。これは、全ての子どもの遊び場を提供するために、大変重要な施策となるでしょう。
選挙活動中の保育についても言及され、選挙運動を行う候補者への保育施設利用要件が見直されるべきとの意見が挙がりました。市は、各自治体での取り組みを踏まえ、対応策を検討していく意向を示しました。
市民の健康支援体制については、乳がんや子宮頸がん予防のための施策に力を入れることが求められています。特に、HPVワクチン接種の推進と、接種周知が課題視されており、男性への接種についても検討が進められるべきです。