令和5年11月14日に開催された昭島市の総務委員協議会において、6つの重要な議題が取り上げられた。
特に目を引いたのは、昭島市市制施行70周年を記念したロゴマークの発表である。企画政策課長は、「カーボンニュートラル啓発デザインをモチーフにしたロゴで、70周年を祝い、市民と共に盛り上げる意図がある」と述べた。使用方法については、市民の無償使用も可能で、今後、広報媒体での周知が行われる予定だ。市民からは、ピンバッジやシール製作の提案も上がり、このロゴを様々な場面で活用することが期待されている。
次に、工事請負契約の締結について報告があり、3933万円の契約が株式会社杉本組との間で締結されたことが確認された。総務課長は「入札では通常よりも人員不足の影響により辞退が相次いだが、無事落札した」と述べ、この状況は他の工事項目でも同様であることを指摘した。市内の工事も人員不足が問題視され、今後行政としても対応を模索していくと説明した。
また、ゆうちょ銀行のATM撤去についても話題となった。総務課長は、「年間約5万3000件の利用があるものの、赤字運営で経営が厳しく、来年3月末で撤去する」との報告があった。撤去後は、市民サービスに影響が出ないよう、様々な周知策を講じる必要があるとの意見が出た。市長は、他の銀行が撤去される可能性もあると懸念を示し、より良い金融サービスを求める声に耳を傾ける姿勢を見せた。
さらには、昭島市地域防災計画の修正案が発表され、パブリックコメントを募ることが決定された。市民への説明会も予定されており、市の防災体制の向上を目指す方針が示された。特に、火災対策の強化に焦点を当てた内容となっている。
最後に、12月20日に第2回昭島市まちづくり企業サミットが開催されることが報告され、「カーボンニュートラルシティ」実現に向けた官民連携の話題が取り上げられる。このイベントは、地域の企業との連携を強化し、魅力的な町づくりへとつなげることを目的としている。本サミットについて、市議会からも高い期待が寄せられており、継続的な開催が望まれている。