令和3年12月の昭島市議会定例会では、様々な案件について審議された。
注目されたのは、令和3年度昭島市一般会計補正予算である。
両補正予算案が議題に挙げられ、特に第68号は新型コロナウイルス感染症対策として中学生以下の子供に対し、5万円の特別支援金を支給する内容が含まれる。
永澤貞雄企画部長は「歳入、歳出それぞれ6億8000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を488億1430万円とする」と説明した。
この特別支援金は、県の予算をもとに支給され、対象世帯には迅速な給付を目指している。
また、木﨑親一議員や大島ひろし議員は給付方法について現金10万円一括支給を優先すべき意見を述べた。
一方、議案第61号である「職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」は、公務員の服務が形骸化しないよう見直しを図る内容で進められた。
吉野智之議員は「全体の奉仕者としての意識を強化すべき」と発言した。
次に、全市の発展に関わる「昭島市基本構想」に関しては、閉会中の継続審査となった。
さらに、未成年者の新型コロナワクチン接種に関する陳情も取り上げられ、現行の情報提供や差別を防ぐ 努力が求められる場面があった。
また、議長の三田俊司議員は「市民の声をしっかりと受け止めていきましょう」と呼び掛けた。