令和4年12月9日に、昭島市の建設環境委員協議会が開催された。
主な議題は、空家等対策計画(素案)に係るパブリックコメントの実施についての報告であった。
都市計画課長が素案の概要を説明し、この計画は空家対策推進に向けた重要な取り組みであると強調した。
この計画には、空き家等の発生を予防するため、適切な管理と利活用を推進するという基本目標が掲げられている。計画期間は令和5年度から10年間であり、対象地区は市内全域とされている。
計画の実施に向けて、12月16日から1月16日の期間にパブリックコメントを募集し、一般市民の意見を反映させる方針だ。篠原委員は、この計画が待望されたものであるとし、特に利活用の部分について期待を寄せた。
篠原委員は、空き家の地域資源としての活用についても言及し、関係団体との調整を進める必要性を指摘した。都市計画課長は、専門家の意見を取り入れながら進めていく考えを示した。
また委員からは、情報周知の方法について、ツイッターやLINE等、SNSの活用が提案された。マッチングの重要性も訴えられ、空き家の利活用が地域にとって重要であるとの意見が出された。
業務課長は、水道メーターから空き家の発生を把握する取り組みを説明し、必要に応じて調査を進めていると述べた。空き家の件数は225件とされ、今後の目標としてはその件数を減少させる方向性が示された。
最後に、山本委員長が本日の議題をまとめ、散会となった。参加者は今後もこの課題に対する意識の向上と施策の推進を呼びかけ、会議は円満に終了した。