令和3年3月19日、昭島市厚生文教委員協議会が開催され、様々な報告が行われた。
最初に報告されたのは、昭島市障害者プランに関するパブリックコメントの結果である。障害福祉課長によると、意見提出者は2人、3団体、5事業所の計57件の意見が寄せられた。主な要望は、暮らしを支えるサービスの充実や相談支援体制の強化であり、特に基幹型の相談支援センター設置が求められたとのこと。林委員からは新型コロナウイルスの対応指針の整備の要望もあり、議論が深まった。
次に、昭島市高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画に関する報告がなされた。介護福祉課長は、このプランに対して8件の意見が提出されたことを報告。特に、介護離職の防止や人材確保に関する意見が重要視されている。今後、意見は計画に反映される予定とされている。
また、健康あきしま21計画に関するパブリックコメントでは、主に母子の健康や新型コロナウイルスに関する意見が多く寄せられた。この件に関しても市民の意見を広く反映することが強調された。
本会議では新型コロナウイルスに対するPCR検査体制やワクチン接種体制についても報告がなされ、ワクチン接種は現在医療機関と連携し、接種体制の確立に努力しているとのこと。接種の際のアナフィラキシー対応についても細かく準備が進められていると報告された。
保育所等入所状況の見込みについても触れられ、待機児童数は16名となり、昨年度より減少していることが伝えられた。その対策として、地域支援の取り組みが強化される予定である。学童クラブも同様で、待機児童数は19名の見込みが報告され、年齢的な調整が行われる必要性があると考えられている。
更に、ファミリー・サポート・センターの報酬改正についてCからの意見もあり、平日料金の見直しに向けた検討も必要であると指摘された。この事業は、ボランティア的な協力を求められるものであり、経済的な基準も考慮されるべきとの意見が多く見られた。
最後に男女共同参画プランと学校給食運営に関する報告も行われ、両案件ともに市民からの関心が高く、多数の意見が寄せられていることが確認された。特に学校給食に関しては86件の意見があり、今後市としての方針を反映させていくことが重要視されている。全体として、委員たちは市民の意見を真摯に受け止め、より良い制度をどう実現するかが今後の大きな課題と感じている。