令和3年6月24日に行われた厚生文教委員協議会において、昭島市の新型コロナウイルスワクチン接種状況について詳細な報告が行われた。
感染症対策担当課長は、施設集団接種の進捗、接種人数が6月30日までに完了する見込みであることを説明した。具体的には、特別養護老人ホームと介護老人保健施設において接種が進んでおり、その成果が見られているとのこと。また、64歳以下のワクチン接種に関し、約72,000人の対象者にクーポン券を発送し、接種の準備が進められていることも報告された。
予約受付が7月7日から開始し、接種順位についての説明もなされた。60歳から64歳の方、基礎疾患を持つ方や高齢者施設の従事者を皮切りに、次第に若年層へと接種を進める予定である。特に10代後半から20代の接種についても計画が進められている。
委員からの質問に対し、感染症対策担当課長は、集団接種における各会場の最大接種人数や、対象者の「など」の解釈について明確に答える姿勢を見せた。集団接種を利用することで、留学などの事情で接種を希望する若者へも柔軟に対応する意向も示した。接種情報については、市の広報及びホームページで周知すると強調した。
次に、令和4年度使用の教科用図書の採択方法についての報告が行われた。この報告では、市立学校の教科書採択に関する手続きが整理され、昨年度の採択がそのまま継続されることが説明された。特別支援学級用図書の毎年度採択が可能であることや、意見募集が行われることも触れられた。
さらに、アキシマクジラ化石発見60周年を記念した企画展の報告もあった。アキシマエンシスでの展示や講演会、子ども向けの体験教室を通じて、地域の文化教育の発展を目指す意義が強調された。これにより子供たちの郷土愛を深めるとともに、参加者がより多くの学びを得る機会が提供されることが期待されている。
厚生文教委員協議会は多岐にわたる重要事項について協議し、市民の健康や文化の向上を目指していることが浮き彫りになった。今後も市民との対話を深化させ、迅速な対応を求められる。