令和4年6月16日、昭島市議会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。
まず、渡辺純也議員が行った一般質問では、読書活動の推進について議論が交わされた。渡辺議員はベートーヴェンの人生を引き合いに出し、苦悩や挑戦が創造につながることを強調し、コロナ禍が逆境をもたらしている中での市民の読書へのアプローチを問うた。市長の臼井伸介氏は、昭島市の図書館の利用促進と読書環境の整備に努める考えを示した。特に新設されたアキシマエンシス図書館について、図書館資料を倍増させ、広範な市民への読書機会を提供すると述べた。
次に、渡辺議員は帯状疱疹ワクチン接種に関して、金銭的な負担を軽減する助成制度の必要性を訴えた。コロナ禍における免疫力低下による疾病の増加を指摘し、市の考えを尋ねた。青柳保健福祉部長は、関係部署と連携し、助成の可能性を検討していくと答えた。
また、ストリートライブについても議論が行われた。若い世代を中心にストリートライブによる音楽活動の拡充が求められており、地域の音楽文化活性化について市の方針が問われた。市長は、地域住民と協力しながら、新たな音楽イベント開催を促進する考えを表明した。
財政については、人口増加による市税収入の増加が期待されているが、同時に、教育や子育てにかかわるコストも増加する懸念が示された。市では今後の財政運営において、長期的な視点からのバランスを取る必要がある。