令和2年第6回栃木市議会定例会が開会し、その内容と進行が報告される。
本会議では会期が本日から9月28日までの32日間とすることが決定された。議長の小堀良江氏は、議事進行の中で、議員の出席状況を確認し、全員の参加を報告した。
会期決定後、報告および議案の上程が行われ、各市の財政状況や関連事項が説明された。大川秀子市長は、「報告第13号から第18号までの内容は、専決処分事項の報告であり、令和元年度決算に関するものです。」と述べ、続いて議案書に基づく説明を行った。
報告の一部として、報告第15号では令和元年度決算の健全化判断比率が発表された。これは地方公共団体の財政健全化に関する法律に基づくもので、具体的な数値が示された。さらに、一般会計の歳入は前年度比18.3%増の751億417万を記録する一方で、歳出も11.2%増の672億9403万としており、年間収支が大きく躍進している状況を示した。
市長は、特に台風19号による災害復旧関連の支出が大きかったことを強調。これにより、確かに公共事業や経済支援に積極的に取り組んできたことを示す結果となった。
続いて、決算特別委員会が設置され、各会計の審査が進められることとなった。この委員会は、議長や監査委員を除くすべての議員で構成される。委員会の設置に際して「異議なし」の声が上がり、賛同が示される。
また、次回の本会議が9月1日午前10時から行われることも報告され、一般質問が実施される予定である。議員は質疑応答を行うため、所定の時間内に発言通告書を提出するよう求められた。
本日の会議は、すべての議題が順調に進行し、次回に繋がる形で締め括られた。議長から「お疲れさまでした」の言葉があり、全体として良好な閉会となった。