令和3年12月定例会が栃木市議会で開会した。
初日の議事では、会期が20日間に決定された。
議長の小堀良江氏は、出席議員が27名であることを確認し、会議を開始した。
市長の大川秀子氏は、行政報告を行い、新型コロナウイルス感染症対策の進捗を述べた。
特に、接種率が12歳以上で87%に達するとし、市民への協力に感謝の意を示した。
彼女はまた、ワクチン接種の3回目追加接種に向けた準備も進めると強調した。
議案の上程では、補正予算が6件含まれており、特に民生費や教育費の増額が注目された。
大川市長は、「防災重点農業用ため池整備事業費」などの予算が増額され、農業支援策も強化する意向を示した。
近年の新型コロナウイルスの影響に対する経済支援策として、事業者への一律10万円給付が行われていることも報告された。
教育分野では、オンライン授業対策として大型モニターの設置やサーマルカメラの導入が進められており、感染症対策が実施された。
また、学校給食で地元産の和牛が提供される予定であり、地元の農業振興にも寄与すると期待されている。
加えて、人権擁護委員の候補者推薦が行われ、新たに4名が推薦された。
今後も地域の意見を重視した市政運営を行っていく考えが示された。
議会は、12月3日に一般質問を実施する予定であることを告知した。
市長は閉会の挨拶で、今後も市民と共に感染症対策や経済振興に努める姿勢を力強く示した。
議会は今後、少しずつ活動を再開し、市民へのサービス向上を図る方針を固めている。