令和元年第2回栃木市議会臨時会が、2019年5月15日に開かれ、様々な議題が取り上げられた。
本会議は午前10時に開会し、出席議員は29名。議案は報告第2号および議案第47号から49号までが上程され、質疑や討論が行われた。
特に注目されたのは、議案第48号の国民健康保険税条例の改正である。生活環境部長の橘唯弘氏は、軽減措置の基準が引き上げられることを説明した。5割軽減の基準が27万5千円から28万円に、2割軽減が50万円から51万円に引き上げられる。
その結果、169名、92世帯の新たな対象者が見込まれ、5割軽減が130人、2割軽減が39人になるとされている。橘氏は影響額について約440万円の減少を示したが、国や県の支援により財政上の問題は生じないと述べた。
議案第49号に関する補正予算では、プレミアム付き商品券の発行が主要テーマであった。財務部長の榎本佳和氏は、歳入・歳出ともに8億1548万円を追加計上し、総額654億8548万1千円に達することを強調した。プレミアム商品券は消費増税で影響を受けた低所得者や子育て世帯向けに計画されており、国の補助金を活用して実施される。
議長の大阿久岩人氏は議案採決を行い、各議案について異議なく承認される運びとなった。特に、議案第47号と第48号は市長の専決処分事項の承認であり、市の税条例に関する改正が承認された。
最後に、議会はこれらの募金を通じた救済策として、地域経済の活性化を目指すことに寄与する。
この臨時会を通じ、参加議員らは地域の福祉向上と経済回復に向けた施策を進める必要性を再確認し、臨時会は予定通りに閉会した。