令和3年第4回栃木市議会定例会が開会した。
出席議員は29名であり、会期は20日間と決定された。
議長の小堀良江氏が進行を務め、会議は順調に進められる。
大川秀子市長は、新型コロナウイルス感染症対策についての行政報告を行い、市民への感謝の意を表した。「医療従事者に感謝申し上げます。」と述べ、感染防止策に協力を呼びかける。
市内の感染者数は529名に達し、不安を抱える市民が多いことを認識していると指摘。高齢者と障がい者施設職員に対する定期的なPCR検査を継続し、陽性者が出た学校や園に対しては、必要に応じてPCR検査を実施する方針を示した。
さらに、ワクチン接種を進める状況についても報告され、64歳以下の接種会場設置の準備が進行中であることが明らかにされた。「7月末までに総数で約5万2千人が接種を受けられる見込みです。」と述べ、接種体制の強化を誓った。
この他、栃木市観光交流館「蔵なび」のオープンや妊産婦支援のためのヘルパー派遣事業についても言及。「新たな人の流れを作り、地域活性化を目指しています。」と述べた。
議題には、副議長辞職の許可や、新副議長の選挙も含まれ、広瀬義明氏が副議長に選出された。広瀬氏は新職に就任し、「議会運営に努める」と挨拶した。