栃木市議会での一般質問において、高齢者の生活の足に関する交通手段や子供たちの健康問題が重要な議題として取り上げられた。これにより市民の利用状況データや今後の施策改善案が提示されることとなった。
ふれあいバスに関する質問では、利用者数は令和5年の5月から10月までで11万3,131人と、令和4年度同期と比較して16.9%増加した。収支については29万人を目標として設定されたが、現在の利用者数よりも少ない状況が続いているという指摘があった。部長は、利用者数増加のための啓発活動や効率的な公共交通の在り方を模索する考えを示した。
また、蔵タクについても言及があり、乗車人数が戻りつつない中、今後の施策としてグループや団体による見学が可能になる方向性が示された。特に、運営においては、周知活動が重要視され、公共交通と都市計画の統合的な観点が求められた。
次に、コロナ禍における子供たちの心の健康も議論されており、不登校の児童生徒数は令和4年度に359人に達し、前年から48人の増加が記録された。教育委員会は個々の支援に力を入れており、登校が難しい子供たちへ教育を提供する方策が講じられている。特に、保護者との面談を通じて寄り添った支援が展開されている。
口腔ケアの重要性にも触れられ、フッ化物塗布の新たな来院型プログラムが令和6年度から開始される予定であることも共有された。これにより、受診率向上が図られる見込みであり、市民の安心が期待されている。