令和元年の栃木市議会では、いくつかの重要なテーマが取り上げられた。特に道徳教育の充実について強調された。
針谷育造議員は、道徳教育の実施状況や教科書の採択基準について質問し、教育長の青木千津子氏は、道徳教育を通じて豊かな心や健やかな体を育むための取り組みを説明した。
また、県南広域的水道整備事業についても議論された。小保方昭洋総合政策部長が、旧1市5町の協議を経て、県南地域の水道整備計画が進行中であることを報告した。
次に、スニーカービズの実施についても話題となった。永田武志議員はスニーカービズの効果について述べ、職員の健康づくりに貢献することを期待した。これに対し、福田正人部長は、スニーカービズの通年実施や市民への啓発に取り組む考えを示した。
さらに、市の圏域構想についても言及され、北関東での連携の重要性が指摘された。特に、高齢化が進行する中、近隣市との協力関係の強化が求められている。
また、栃木市制施行10周年記念式典の計画も発表された。小保方部長は、市民が楽しめるようなイベントを計画中であり、一体感を醸成する機会になることを期待していると述べた。
最後に、栃木市における健康経営の制度化の重要性も取り上げられ、労働環境の改善や市民の健康増進策の推進が必要であるとの意見が述べられた。特に、風疹の抗体検査に関する啓発活動の強化も求められ、市民が受診しやすい環境づくりが望まれる。