6月15日、栃木市議会は定例会を開催し、新型コロナウイルス感染防止策など様々な議題が取り上げられた。
新型コロナウイルスの感染状況については、累計感染者数が8,052人に達したことが報告された。市長の首長正博氏は、感染者数が減少傾向にあるものの、引き続き基本的対策の徹底を強調した。特に、マスク着用については、政府の方針に従い、状況に応じて柔軟に対応する考えを示した。
また、PCR検査についても、市民が受けやすくするためのシステムの改善が求められている。検査費用の不明確さや病院によって異なる情報が市民の不安を招いているという指摘もあった。これに対し、市は迅速に周知徹底を図る方針を示した。特に、ワクチン接種については、追加接種率を向上させるために、効果や安全性について丁寧に説明することが重要であるという見解が示された。
次に、運動公園に関しても複数の課題が浮上した。市内の運動公園における管理状況について、現在は市民の利用状況を踏まえ、必要な施設修繕を進めているものの、特に大平運動公園の土のグラウンドに関する不満が多数寄せられている。周辺住民からは土ぼこりに関する苦情があり、人工芝への変更の検討要望が出されている。市としては、積極的な対応が求められている。
さらに、選挙関連の報告として、今回の市長及び市議選での投票率が52%を記録したが、若年層の投票率向上が急務であることが議論された。県との協力を通じて、若年層の投票意欲を喚起する取り組みの必要性が強調された。