令和3年3月2日、栃木市議会は第2回定例会を開催した。
今回の会議では、29日間の会期に関する決定や、複数の議案の上程が行われた。特に大川秀子市長が提案した2023年度の一般会計予算案や特別会計についての説明が重要な議題となった。
大川市長は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、地域経済を支えるための施策の重要性を強調した。素早い対応が求められる中、一般会計予算は前年度比で1.3%減の651億3,000万円とする方針を示した。
また、特別会計については、新たに設置される栃木インター西産業団地特別会計が含まれており、全体として372億円以上の規模を計上する見込であるとした。これは新たな産業・物流拠点整備の一環とされ、地域の活性化を図る目的である。
教育長の青木千津子氏も再任され、会議ではその挨拶も行われた。彼女は、過去3年間の経緯を振り返りながら、教育現場の課題に対する取り組みや人権教育の推進の重要性を述べた。特に、コロナ禍における教育環境の変化についても触れ、新しい発想と適応が求められていると指摘した。
最後に、すべての議案は無事に採決され、予算特別委員会が設置されることも決定された。議会は、議案の審査をしっかりと行い、透明性のある運営に努める意向を示した。次回の会議は3月5日に設定され、さらなる議論が期待される。