令和元年第6回栃木市議会定例会が開催され、市民の交通インフラと高齢者支援に関する重要なテーマが議論された。
ふれあいバスと蔵タクの運行状況について、収支率と公費負担額に関する情報が報告された。ふれあいバスは運行便数を順次確認され、収支率が10%のところ、蔵タクは15%と比較的高めであった。公費負担額の高さには懸念もあるが、一方で高齢者や障がい者の交通手段の確保が求められている。
蔵タクの運賃見直しや、定期券の複数路線への適用についても期待が寄せられた。市も利用者増に向けた具体的な施策を検討中であるという。利用者の所在を意識しつつ、大幅な改善を図る必要性が示唆された。
また、寺尾地区の土砂災害警戒区域についても言及された。特に牛落橋については、老朽化の問題と災害リスクの両面から注目され、地元住民の理解と協力が求められる。図面に反した土砂埋め立て行為があった場合、その管理への対応が急務であると強調された。
星野遺跡記念館はリニューアル計画が進行中であり、地域活性化や観光資源の活用拡大が期待されている。記念館内の展示の見直しや教育プログラムが整備され、多くの市民に訪問を促る施策が検討されている。