令和4年第2回栃木市議会定例会が開会した。
出席議員は29名であり、議長の小堀良江氏が開会を宣告した。
続いて、会議録署名議員として針谷育造議員と中島克訓議員が指名される。
本定例会の会期が33日間と決定され、また、各議案を一括で議題として上程することが確認された。
特に、新型コロナウイルス感染症への対策と市政推進に関する市長の所信表明も行われ、感染防止策や経済活動の両立の重要性が強調された。
大川秀子市長は、「感染拡大防止と市民生活の安定を図る必要がある」と発言し、対策について具体的な取り組みを示した。
市長は、新型コロナウイルス感染症対応として、ワクチンの追加接種を完了したと述べ、約2万1,000人の接種が行われた状況を説明した。
また、感染が広がる中で、特に家庭内感染の増加が懸念され、早急な対策が求められている。
総合計画の最終年度にあたる令和4年度は、「自然」「歴史」「文化」が息づくまちづくりを推進し、持続可能な財政改革が必要との見解を示している。
各種会計予算案の総額は、671億9,000万円で前年度比3.2%の増加である。
このほか、議題に上がった内容として、予算特別委員会の設置も決定され、全議員をもって構成されることとなった。
議長は、今後の予算に関する厳正な審議を求め、議案の審議を行政と市民のニーズに沿った形で行うことが重要であると指摘した。
定例会の議事は、注目される議案が多く、今後の議論が市政に与える影響が期待されている。