令和3年第1回栃木市議会臨時会が開会された。
本日、出席した議員は26名であり、重要案件が議題となる。
主な議題には、新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算が含まれ、その中で市長の大川秀子氏が発言を行った。市長は、国からの緊急事態宣言受け、市独自の非常事態宣言を発表したことを強調した。クラスターが発生していない状況であったが、感染者数は増加し、早急な対応が必要とされた。
市では、緊急事態宣言に伴い営業時間短縮協力金の予算を計上している。大野和久財務部長は、協力金の詳細について説明し、飲食店625店舗が対象であることを示した。また、協力金の支給額は、1店舗あたり6万円で、そのうち市が負担するのは2,000円となっている。内海まさかず議員から、短縮協力金の財源について質問があり、福原誠産業振興部長が県と市の共同事業であると回答した。
また、大川市長は新型コロナウイルスワクチン接種に向けた体制整備についても言及した。ワクチン接種は、医療従事者を対象に行われ、その後高齢者への接種が予定されている。接種券の発送準備が進められ、国の方針に基づいて進行する。藤田正人保健福祉部長は、接種人数について全市民を想定して取り組んでいることを述べた。
補正予算の中には、成人式衣装の借受取消料補助金も含まれており、成人式が延期になったことに伴う支出への対応が求められている。これにより、100名分の補助金が見込まれている。
議案そのものの審議は進み、議題となった二件の議案は異議なく承認された。このように、栃木市議会での議論は新型コロナウイルス感染症対策の重要性を強調し市民への支援策について焦点が当たった。臨時会は、午前10時34分に閉会を宣言し、議題は無事に終了した。