令和5年第3回那須町議会臨時会が5月11日、開催された。
会議は町長、平山幸宏氏の挨拶から始まり、物価高騰や地域経済活性化が課題として挙げられた。特に、生活を守るため新型コロナウイルス関連の交付金事業が重要視されている。
今回は、専決処分に関する報告や条例改正など、重要な議案が審議された。最近の報告では、路面陥没による事故が問題視され、関連の農業用道路の状況も説明された。建設課長の板垣正樹氏によると、該当道路は砂利道であるため交通止めが実施されているとのことで、安全対策が求められた。
議案第1号、那須町税条例の改正については、森林環境税の導入が話題になり、税務課長、横塚誠司氏が詳細を説明。改正によって、森整備の財源確保を目指すとの意向が表明された。
また、令和4年度一般会計補正予算(第10号)の専決処分も承認された。教育関連の備品購入について、関係機関との協議が遅れている点についての質問も出た。学校教育課長の佐藤英樹氏は、補助金の通知が年度初にあったため、調整が必要と回答した。
令和5年度一般会計補正予算(第2号)が新型コロナワクチン接種事業に焦点を当て、補助金追加が求められている。公共事業における工事請負契約も議題に上がり、国庫補助金を活用した橋梁補修工事が説明された。建設課長が、補助率は55%と述べ、その活用が今後も続く見込みを示した。
最後に、町長は議会への感謝を述べ、今後の支援を引き続きお願いした。都市政策課と協力し地域の活性化を進め、町民の生活向上を目指す考えが示された。議会の閉会とともに、今後のさらなる取り組みが期待されている。