令和4年11月11日、浜田市議会が臨時会議を開き、重要議案が審議された。
主な議案は、市道日脚治和線(周布橋)の既設橋梁撤去工事および令和4年度一般会計補正予算に関するものである。
吉田議長は議会の開会を宣言し、出席議員22名がいることを確認した。
会議録署名議員として佐々木豊治議員と田畑敬二議員が指名された。
会議の期間は本日1日間と決定され、別途配付された会議予定も了承された。
次に議題に上がった議案第66号は、市道日脚治和線の工事請負契約の締結に関するもので、
都市建設部長の戸津川美二氏が工事の概要を説明した。
この工事は令和3年の豪雨による被害を受けた地域の復旧事業に関連する。
契約金額は2億7,390万円、契約先は株式会社毛利組である。
工期は令和5年3月31日までとなっている。
この議案に対し、岡本正友議員は左岸側の工事について質問し、
戸津川氏は先に発注済みで進行中であると回答した。
専門的な知識を持つ業者が進める施工の透明性が求められる意見も出された。
続いて、議案第67号、令和4年度浜田市一般会計補正予算の説明が行われた。
総務部長の坂田歩氏は、補正額は4億611万3,000円であり、
予算総額は421億1,947万1,000円になると述べた。
この補正の目的は、国の価格高騰対策に伴う特別給付金支給の業務費調整などである。
議員らは予算の妥当性や、企業誘致の影響について意見を交わした。
特に企業誘致に伴う人材流出の懸念が指摘され、
副市長の砂川明氏が関係企業の誘致方針について弁明した。
本議会は特に企業立地に関わる債務負担行為に対する理解を求め、
地元経済への寄与を期待していることを強調した。しかし、議会内で意見は分かれ、
企業名の公表を求める声もあった。議論は尽きず、
副市長は調印式後に公表すると約束し、透明性が確保されることを誓った。
最終的に、議案は全会一致で可決され、
市長の久保田章市は会議の閉会を告げ、納得のいく説明がなされたことに感謝を表した。
周布橋の早期復旧を求める声もあったが、市が新たな雇用の創出に努める方針を示した。