令和5年12月13日、江津市では第4回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
本日の議事は「一般質問」や「総務民生委員会所管事務調査(先進地視察)報告」など、多岐にわたった。特に、ひきこもり問題や生活支援相談に関する取り組みが注目され、参加者から多くの意見が寄せられた。
具体的には、坂手洋介議員が通学路の安全対策について質問し、大石学校教育課長が現在の危険箇所数や対策の進捗状況を回答した。令和5年度に確認された通学路の危険箇所は、中学校区で15か所、小学校区で23か所、合わせて38か所に上る。このうち、今年度では小学校区で28か所、中学校区で5か所が対策済みであり、残る危険箇所についても引き続き対策を進める意向が示された。
また、坂田優美議員は、江津市内の小学校の老朽化について指摘し、特に郷田小学校では和式トイレの問題や、全体の環境整備の必要性を訴えた。大石学校教育課長は、改修計画や不具合箇所について優先順位をつけて対応しているとし、今後の計画を示した。
さらに、高校寄宿舎の設置については、寺前克宏議員が質問し、江津市内で高校生を誘致するための支援策として自らのケースを挙げ、地域資源の活用を提言した。教育環境の整備においては、若者の定住、育成、進学を支援する制度が重要であることが再確認された。
加えて、原子力防災訓練の日程とその計画に関する質問もあり、特に緊急時に避難者を受け入れる準備の重要性が強調された。これに対して、市側はこれまでの取り組みを述べつつ、今後の対応策を講じていく意向を示した。
議会では、さまざまな意見が交わされ、市民への情報伝達や支援制度の見直しが求められている。これにより、より良い地域づくりと市民生活の向上に寄与することが期待される。