令和5年12月5日に開催された浜田市議会定例会議では、浜田市の重要なアジェンダが議論された。主なテーマには、浜田市の決算、公共施設再配置実施計画、次期防災情報システム、ポストコロナ対策、デジタル活用支援、スポーツ振興、ひきこもり対策、さらにCOCOLOプランを受けた不登校対策が含まれている。
特に、公共施設再配置実施計画については市川勇太市議が発言し、浜田市が抱える公共施設の老朽化に関する課題を強調した。市民生活部長の井上隆嗣氏は、「計画は7年前に策定したものであり、その後環境が変わった」と説明した。今後は、行政が主体となる必要性を認識し、計画の見直しとともに、民間譲渡を進めるとした。
次に、ポストコロナ時代における施策も大きな焦点となった。岡本正友議員は、コロナ禍による経済への影響を踏まえ、復興に向けた具体的支援策の必要性を訴えた。市長の久保田章氏は、地域経済の動きに応じて迅速かつ適切な支援を行うことを誓った。
また、ひきこもり対策の重要性も挙げられた。佐々木豊治議員は、全国的に増加するひきこもり問題について触れ、藤里町の成功事例を参考にした具体的な訪問支援やコミュニティの形成を提案した。特に、支援機関との連携を強化し、積極的なサポート体制を構築すべきであると指摘された。