令和4年8月17日に開催された浜田市議会臨時会議では、主に公共施設の整備計画と補正予算が議題に上った。
議会ではまず、会議録の署名議員を指名し、会議の期間を本日1日とすることを決定した。
次に、地域政策部長の邉 寿雄氏が議案第51号、弥畝辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について説明を行った。計画の目的は、弥栄地域における公共施設の整備を進めるためのものである。具体的には、ふるさと体験村の維持管理事業に必要な資金を確保するための整備計画が策定されることとなることが述べられた。
続いて、総務部長の坂田 歩氏が議案第52号、令和4年度浜田市一般会計補正予算(第5号)について説明した。今回の補正予算の中では、原油価格や物価高騰に対する対策が盛り込まれ、歳入歳出にそれぞれ3億3,943万5,000円の追加が提案された。補正後の総予算は402億1,389万6,000円となる見込みである。
特に注目すべきは、地域経済の活性化を促進するための取り組みである。牛尾 昭氏の質問に対して、久保田 章市長は、プレミアム付はまだ応援チケットの発行方針を示した。この施策は地域住民や事業者を支援することを目的としているが、特に事業者支援にウェートを置いた形となるようだ。市民生活支援も併せて計画されているが、主な焦点は市内の事業者への支援とされ、購入冊数の制限を設けたり、混乱のない配付方法の工夫が意識されている。
会議の最後には、議案第51号、及び第52号はともに全会一致で可決された。議長の笹田 卓氏は、会議の終了を宣言し、出席者は予算の速やかな執行と新型コロナウイルス感染症への対策を心掛けるよう、一連の会議の成功を祝した。議会出席者は、市民の生活支援と地域経済の復興を見据えた緊急対策の必要性に対して一致した意識を持っている様子が窺えた。