令和3年9月8日、浜田市議会にて定例会が開かれた。重要な議題には浜田市一般会計補正予算などが含まれ、災害復旧経費などが焦点となった。
この日、議題として取り上げられた浜田市一般会計補正予算(第7号)は、26億7,926万8,000円の追加を含むものであり、補正後の予算総額は419億4,017万7,000円となる予定である。総務部長の坂田歩氏は、この補正が昨年8月の台風及び大雨による災害に関連していると説明した。特に、住家の被害を受けた世帯への生活再建支援金や農業用施設などの復旧についても言及された。
さらに、浜田市教育委員会委員の任命についても議題に上がり、教育委員会の金本妙子氏が任期満了を迎える。この後任には岡山令子氏が適任とされ、議会の同意を求めた。また、浜田市公平委員会委員の選任についても同様の議論が行われ、久保田英治氏が推薦された。
また、請願第23号も協議の対象となり、加齢性難聴者の補聴器購入費助成制度の創設について議論が交わされた。この請願は、現在の高齢者社会において多くの中・軽度難聴者が増加し、補聴器所有率が極端に低い現状を踏まえたものである。請願者は、地方自治法に基づく意見書の提出も求めている。
このように、議会では市民生活に深くかかわる重要な議題が取り上げられ、今後の対応が注目される。議案や請願に対する質疑・討論も行われ、多様な意見が交わされた。この日は、総じて市民の福祉向上に寄与するための重要な意思決定が行われた。