令和4年5月浜田市議会臨時会議において、議案第40号の採決が行われ、付議された全ての案件が可決に至ったことが報告されている。
この臨時会議ではまず、議会の議事日程に従い、会議録署名議員の指名や会議の期間が決定された。議長の笹田卓氏によると、今回の臨時会議は1日のみの開催であり、出席した22名の議員はいずれも議事に参加した。特に新型コロナウイルスの影響を考慮した議案が重要なテーマとして扱われた。
続く日程では、浜田市都市計画マスタープランや精神保健医療福祉に関する意見書の処理報告が行われた。この中で、総務部長の坂田歩氏が議案第40号について詳しい説明を行い、補正予算に関する具体的な内容について言及した。彼は、補正後の予算総額395億7,919万6,000円に加え、低所得子育て世帯へ支給される特別給付金を中心に説明した。
質疑が行われる中で、議員からの質問に対し、執行部は国からの支援を受けているため、正当な内容とした。質疑には沖田真治予算決算委員長が対応し、生活支援特別給付金の周知方法や申請期限について答弁を行った。特に、対象者には文書が個別に送られることや、申請期限が令和5年2月末であることが強調された。
議案の採決は全会一致で可決され、今回の補正予算は新型コロナウイルス感染症に対して特に影響を受けた世帯に向けての支援策のひとつである。市長の久保田章氏は、会議の閉会に際し、議員たちに感謝の意を表し、新型コロナウイルス対策の継続と実行に対する共闘を要請した。今回の会議を通じて、浜田市は地域の課題解決に向けた意思を示す場となった。