令和4年3月17日、浜田市議会は定例会議を開催し、重要議案の採決を行った。
主要な議題の一つである「ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、世界平和を希求する決議」では、布施賢司議員が強い表現で意見を述べた。この決議は、ロシアによるウクライナ侵攻を非難し、即時の攻撃停止を求めるものであり、議会は全会一致で可決した。
また、「協働のまちづくり推進特別委員会の設置について」も採決が行われ、賛成者により原案通り可決された。この特別委員会は、地域住民との連携を深め、まちづくりを進めるために設立されるもので、委員定数は8名に設定された。
その後、浜田市職員の勤務時間と休暇に関する条例の改正案、育児休業に関する条例の改正案が審議された。両議案は質疑なく可決され、職員の働きやすい環境の整備が期待される。
さらに、浜田市国民健康保険条例の改正については、議員からの質疑はなく、全会一致で可決された。この改正は、保険料が未就学児から免除される方向で進められる予定で、その背景には少子化対策があると説明された。
令和4年度の一般会計予算も議題に上がり、詳細な質疑が行われた。特に音楽を核とした定住推進事業に関連する予算については、委員からの質問が相次ぎ、執行部はその運営計画について詳細に答弁した。合計で302件の質疑が行われ、その結果、予算案は全会一致で可決された。
今定例会議を通じて、議会は市民の意見を反映させる姿勢を示し、新型コロナウイルスの影響下でも地域の課題解決に向けた施策を推進する意義を大いに表明した。市長の挨拶の中でも、議会との連携が強調され、市民の日々の生活を支える施策が重要であることが再確認された。新型コロナウイルス感染症対策として、さらなる支援策が迅速に実施されることへの期待も高まっている。