令和4年6月22日に開催された浜田市議会定例会では、重要な議案が多く討議された。
特に注目を集めたのは、令和4年度の浜田市一般会計補正予算(第4号)だ。総務部長の坂田歩氏がこの予算案を説明し、歳入歳出それぞれ1,552万3,000円の追加が提案された。補正後の総予算は398億7,446万1,000円となる見込みである。
補正予算の主な内容には、新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援策が含まれる。この施策では、生活困窮者を支援するため、こども食堂等に対する助成が予定されている。さらに、小・中学校への緊急校務支援員配置費用の調整も行われる。
また、議案第41号では、選挙運動用自動車の使用に関する条例の改正が提案された。この改正の目的は、選挙活動の効率化と透明性の向上である。質疑は行われなかったが、総務文教委員会に付託されることでさらなる検討が進められる。
続いて議案第42号の浜田市放課後児童クラブ条例の改正についても質疑が終了し、福祉環境委員会に付託が決定。また、議案第43号の浜田漁港水産物荷捌所条例の改正や、第44号の水道事業審議会条例の改正でも質疑はなかった。
議案第45号に関する質疑は弥栄支所長の馬場正典氏から行われ、浜田市ふるさと体験村の指定管理者の指定について進捗状況が説明された。地域の活性化を図りながら、実施の見込みが示された内容であった。
さらに、請願第4号では、世界アルツハイマーデーを記念してマリン大橋をオレンジ色にライトアップする提案がなされた。認知症の啓発を目的とするこの取り組みは、地域の理解を深めることを期待されている。
最後に、加齢性難聴者の補聴器購入費助成制度の創設に関する請願も話し合われた。この制度の設立が求められており、支援の必要性が強調された。