3月24日、浜田市議会の令和3年定例会が開催され、施政方針や教育方針が示された。この場で市長は、新型コロナウイルス感染症がもたらした厳しい状況を振り返り、従来の施策に加え独自の支援策も打ち出したと述べた。特に、プレミアム付きはまだ飲食・宿泊応援チケットの導入や、感染防止対策を行ったことにより地域経済の活性化を目指している。
市長の久保田章氏は、今後の施策について具体策を説明し、特に少子化対策や関連する各種施策を強化していく必要性を訴えた。「少子化問題への対応は重要であり、出会いや結婚を促進する施策に取り組む」と強調し、具体例として不妊治療に対する助成を挙げた。
また、浜田市における水産業や農林業の振興についても言及され、新型コロナウイルスの影響を受けた業者への支援策が必要だとの見解が示された。新しく設置される水産物の荷さばき所に関しては、地域の産業の持続性を見据え、今後も支援を続けていく方針である。地域内の活性化を図りながら、公共交通の見直しや地方創生を意識した施策の推進を約束した。
さらに、教育方針においては、有意義な学習環境を整備するための施策が提案された。
教育孝博部長は、「新型コロナウイルスの影響下でも子どもたちの学びを保証するため、ICTを活用し安全な学びを提供する」と述べた。これにより、地域の教育環境が更に向上することが期待されている。市長は会議の最後に、議会の協力を仰ぎつつ、時代に合わせた市政の運営へ向けた意気込みを述べた。