令和4年3月15日、浜田市で定例会議が開催され、重要な議題が取り上げられた。
主な議題は、令和3年度浜田市一般会計補正予算に関するものであった。市長の久保田章市は、議案第36号の撤回についての説明を行い、その理由として浜田商工会議所の要請を挙げた。商工会議所は内部調査の結果、固定資産税の適正納付に関する問題を指摘し、この影響で要望書を取り下げる意向を示した。このため、市長は議会への承認を求めた。
議案第36号の撤回に対し、質疑は行われず、直接的に討論も行われなかった。このため、議案は即座に採決にかけられ、全会一致で承認された。議案がスムーズに進行された背景には、議会の合意形成があったとの意見がある。
続いて、議長の笹田卓氏は、議案第38号についても議題に上げた。総務部長の坂田歩氏が提案説明を行い、今回の補正予算が商工会議所の移転支援経費から調整されたものであることを明らかにした。補正額は約1億426万5,000円で、補正後の予算総額は425億2,469万円となるという。
坂田部長は、歳入または歳出に関連する具体的な金額についても触れ、財源の透明性を図った。市議会としても、事業内容の理解を深める必要があるとの意見が出た。それに伴い、議案第38号については質疑を省略し、予算決算委員会に付託して審議する運びとなった。
この日の議事は、すべての案件を無事終了し、議会は散会を迎えた。議長は出席議員に労いの言葉を述べ、本日の会議を締めくくった。