令和6年6月の浜田市議会定例会議が、7月2日に開催された。
本会議では、市長から提出された議案が多く審議された。議案第36号から第47号までの11件が討論を経て可決された。
中でも、議案第36号については、浜田市個人番号の利用と特定個人情報の提供に関する条例の一部改正が議題となり、全会一致で承認されたと報告された。福祉環境委員会の三浦大紀議員は、特定個人情報に新たに医療保険給付関係情報を追加することについて詳しく説明した。
また、議案第38号では、浜田市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正が行われた。この改正に際し、特に委員から質疑はなかったが、円滑な運用が期待されている。教育制度の整備に関連する議案第40号も採決が行われ、手厚い保育を実現するための基準見直しが承認された。
議案第41号、地域定住住宅条例の改正についても同様に全会一致で可決された。これに続き、議案第43号では、市道日脚治和線の橋梁上部工事の請負契約締結について議論され、これも成立。
請願第10号についても、治和町住民の主要道路整備に関する請願が賛成多数で採択されたが、最も注目を集めたのは請願第11号、学校給食に自然塩を使用するという請願であった。
この請願に対しては、委員会での議論を踏まえた上で再審査が必要との動議が採択され、多数の議員から賛同が得られた。請願者の懸念を受け、議会はさらなる調査を行う必要性を認識した。
最後に、議員派遣についての議題も無事可決され、市長からの閉会挨拶で会議は終わりを迎えた。市長は、議案についての貴重な意見を尊重し、今後の市政運営に活かすとの考えを示した。