令和4年6月17日に浜田市議会で行われた定例会議において、様々な課題が議論された。特に、中山間地域の活性化については議員から活発な意見が寄せられた。上野茂議員は、中山間地域における空き家や耕作放棄地の問題を挙げ、それらの活用策について質問を行った。都市建設部長の戸津川美二氏は、空き家調査が進んでおり、今後の対策に向けた情報の整理の重要性を強調した。
また、足立豪議員は、「はまだ応援チケット」の販売状況について追及し、販売目的の明確化や効果測定について指摘した。市長の久保田章氏は、地域経済の復興策としてこのチケットを推進する意義を説明したが、市民への配慮不足や混雑の問題も指摘された。
さらに、浜田市の介護の現状についての議論も行われた。介護福祉部門の猪木迫幸子氏は、浜田圏域外への介護報酬流出が大きな課題であると述べ、地域内での支援体制の強化を求める声が上がった。
文化や歴史の振興については、芦谷英夫議員が地域の歴史資料の保存と活用について質問した。地元の文化資源を利用したまちづくりの重要性が再認識され、地域の人々が誇りを持てる環境づくりが求められた。