浜田市の令和3年12月定例会議が午前9時59分に始まった。議事では、市長の所信表明が特に注目を集める。市長の久保田章市は、今後4年間の市政運営に関する基本方針を明らかにした。
市長は新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組んできたことを強調した。特別定額給付金の支給や、様々な支援策についても言及した。さらに、地域経済への支援として、浜田市商工業の振興にも取り組んでいる事を示した。
重点政策の一環として、子育て支援と教育の充実を挙げた。市長は、未就学児に対する医療費の無料化や、教育環境のICT化の進展を強調した。特に、子どもが安心して育てられる環境を整える重要性が示された。
議案に関しては、職員給与の見直しや市長等の給与の改正が提案され、いずれも採決され可決された。浜田市では、人事院の勧告に基づく給与改定を実施する方針を示し、今後も継続的な見直しを行うと約束している。
また、議案第85号から第89号にかけての医療費助成制度の改正についても議論が交わされた。特に、乳幼児医療の助成対象を中学生から18歳にまで拡大することが発表された。市長は、この改正により市民がより安心して子どもを育てることができると期待を寄せた。
その他、防災計画や公共インフラの整備に関する議案も提出され、議会としての多様な活動が進められることが求められた。