令和3年2月26日、浜田市で開催された議会定例会では、市の未来を見据えた多数の意見が交わされた。
先ず注目されたのは、28億円規模でオープンを控える「はまだお魚市場」についての質疑である。その中で、布施賢司議員は、訪問客のニーズに応える新鮮な商品を提供するための取り組みについて質問した。市の担当部長である湯淺淳氏は、地域の特産品の販売を強化し、漁港の商圏を拡大することで期待される経済効果について言及した。
さらに、地域資源活用に向けた取り組みも議論された。道下文男議員は、地域の活性化に向けた観光施策や人口流出対策を提案し、市が持つ地域の魅力向上について提言した。
また、幼児教育と公立幼稚園の公的な支援についての質問もあり、石本一夫教育長は、地域のニーズに応えるサービスの充実を強調した。保護者からの評価が高まっている一方、教育現場の実態を踏まえて新たなサービスの導入が求められている。教育部参事である猪木迫幸子氏は、予算確保と実施について前向きな姿勢を示した。
特に重要視されたのは、地域づくりやコミュニティづくりの促進であった。西田清久議員が指摘したように、市民の生活に密着したサービスを地域自らの手で創造し、実現していくことの重要性は高まっている。自治体が地域住民と連携し、地域の特性を活かしたまちづくりを進めることが提案された。